数字を全部出していた、唯一の教材でした|FXライントレード大全 レビュー

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セールスページに「勝率51.28%」と書いてあったら、どう感じるでしょうか。

たぶん、少し拍子抜けします。「コイン投げとほとんど変わらないじゃないか」と思い、9割と書いてある教材を見たあとなら、なおさら物足りなく感じます。

その読み方が、いちばん損をします。 理由はあとで数字で出します。

インフォトップで売れているFX教材20本のセールスページを読んで、決済ルールが書いてあるかどうかで採点しました。

勝率とリスクリワードの両方を書いていたのは、4本だけです。

その4本のなかで、いちばん売れているのがこの教材でした。


目次

なぜ両方ないと意味がないのか

勝率だけ書いてある教材は、たくさんあります。8割、9割。

ですが、勝率は単独では読めません。

10pips勝ったら決済して、100pips負けるまで持つ。 これをやれば勝率は簡単に9割を超えます。10回中9回勝って+90pips、残り1回で−100pips。数字は立派で、口座は減ります。

だから見るべきは、勝率と利確・損切りの幅がセットになった数字です。そこから必要勝率が出ます。

必要勝率 =(損切り幅 + コスト)÷(利確幅 + 損切り幅)

これがその手法の合格ラインです。以下、この呼び方を使います。


この教材の数字

セールスページに、こう書いてあります。

謳い文句は「利3 : 損1 の超損小利大」。直近実績は平均リスクリワード1.5 : 1、平均勝率51.28%。 取引頻度は1か月平均30〜40回(推奨5通貨ペア)。

まず、謳い文句と実績が違うことを、自分で並べて書いています。 3対1を掲げておいて、実際は1.5対1だった、と。

謳い文句3対1と直近実績1.5対1を同じ式に通すと余裕が25.5ptと10.1ptに分かれることの比較

謳い文句のほうだけ載せれば、余裕は15.4ポイント大きく見えます。 それでも実績のほうを並べています。

そのうえで計算します。リスクリワード1.5対1のとき、合格ラインは41.2%(損切り10pips・コスト0.3pips)。主張されている勝率は51.28%。

合格ラインを、10.1ポイント上回っています。


51.28%という数字の読み方

低いと思われたかもしれません。コイン投げが50%なので、ほとんど変わらないように見えます。

その読み方が、負け続ける原因です。

同じ51.28%を、4つの置き方で採点しました。

勝率51.28%がリスクリワード0.5対1では17.4pt不足し1.5対1では10.1pt余ることを示した表

1対1で回せば、51.28%では0.2ポイント足りません。 1.5対1なら10.1ポイント余ります。

同じ勝率が、合格にも不合格にもなります。 動いたのは利確の位置だけで、腕は1ミリも変わっていません。腕を疑って手法を買い替える前に、ここを見てください。

だから「51.28%は低い」という読み方が成り立ちません。低いか高いかを決めるのは、その隣に書いてあるリスクリワードのほうです。

そして、隣に書いていない教材では、この判定そのものができません。


手法そのもの

5分足のブレイクアウトです。

水平線を引いて、そこを超えたら入る。1時間足で全体の向きを確認してから、5分足で仕掛けます。線を引く場所と、ブレイクを機械的に見抜くためのツールがついてきます。

取引は1か月30〜40回。 5通貨ペアを見て、1日1〜2回です。

ここは、この教材の弱点でもあります。回数が多いほど、コストを払う回数が増えます。月35回なら、年420回。

口座の実効コスト0.20pipsと1.12pipsで合格ラインが40.8%と44.5%に分かれ年間386pipsの差が出ることを示した表

口座を選び間違えると、余裕10.5ポイントが6.8ポイントまで削られます。 年間で払う額は84pipsと470pips。差は386pipsです。あとから気づくと、惜しい金額です。

5分足のブレイクを狙う以上、回数は減らせません。減らせるのは、1回あたりのコストのほうだけです。


想像してみてください

想像してみてください。

3か月後、あなたのシートには210回が並んでいます。 実勝率は49.8%。

51.28%に届いていません。一瞬、落ち込みます。

ですが、同じシートに平均リスクリワードも出ています。1.6対1。 損切り10pipsなら合格ラインは39.62%。

10.2ポイント上です。 届かなかったのに、増えています。

謳い文句に届いたかどうかは、判定に使いません。 使うのは、合格ラインとの差だけです。

いま、その逆をやっていないでしょうか。セールスページの数字に届いたかどうかで、続けるかやめるかを決めている。 それだと、成立している手法を捨てることがあります。


買わないほうがいい人

月に数回しか入りたくない方。 この手法は真逆で、月30〜40回入ります。エントリー機会が少ない手法を探しているなら、合いません。

5通貨ペアを見る時間が取れない方。 上の数字は5通貨ペアを監視した場合のものです。1通貨だけなら、回数はその5分の1になります。

逆に、「勝率が高い」を売りにした教材を買っては、大きな1回で全部返してきた方。この教材は、勝率51.28%を隠さずに出したうえで、それでも増える理由を数字で示している側です。

▶ 勝率51.28%を隠さず出した教材の中身を確かめる(FXライントレード大全・49,800円・税込)

買うと決めたなら、口座を先に片付けてください。 年420回のこの手法では、上の表のとおり口座が余裕を3.7ポイント削ります。実効コストは海外FX業者の比較に口座ごとの実測で載せてあります。


この記事から購入された方への特典

①必要勝率シート(Excel・自動計算)

損切り幅と利確幅を入れると、その置き方の必要勝率が出ます。この教材のリスクリワード1.5対1を、自分の損切り幅で計算し直せます。 損切り×利確の早見表つき。

②トレード記録シート(Excel・自動集計)

1トレードずつ入れるだけで、実勝率・平均リスクリワード・必要勝率との差が自動で出ます。あなたの実測が51.28%と1.5対1を保てているかが、毎月出ます。月ごとの取引回数も出るので、30〜40回から増えていないかも同時に見られます。

この採点のもとになった調査

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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