勝率ではなく、月間pipsで語る教材です|FXismデイトレ大百科 レビュー

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月末に集計して、思っていたより手元が少なかったことはないでしょうか。

pipsは取れている。勝率も悪くない。なのに口座の増え方が合わない。 どこで消えたのか分からないまま、「まあ、こんなものか」で片づけてしまう。もやもやした感じだけが残ります。

FX教材20本のセールスページを読み比べると、成績の示し方はほぼ2通りでした。勝率か、リスクリワードか。

この教材は、3つ目の書き方をしていました。

月間500〜1000pips。 そして、さっきの「合わない」の正体が、この書き方の中にあります。


目次

pipsで示すことの良さ

勝率だけを出す教材には、いつも同じ問題があります。利確と損切りの幅が分からないと、その勝率が足りているか判定できないことです。

月間pipsには、その問題がありません。取った幅と失った幅を差し引いた結果なので、勝率とリスクリワードが両方畳み込まれています。月500pips取れているなら、少なくともその期間は増えています。

このサイトでは、FX教材をこの式で採点しています。

合格ライン =(損切り幅 + コスト)÷(利確幅 + 損切り幅)

pips表記は、この計算の結果のほうを先に見せているとも言えます。

3つの書き方を並べます。

勝率だけ・リスクリワードだけ・両方・月間pipsの4通りで、何が畳み込まれ何が抜けるかを並べた表

勝率とリスクリワードが、両方とも中に入っています。 20本のうちこの判定ができたのは4本でしたが、pips表記はそれを結果側から見せています。


pipsで示すことの弱点

ただし、pipsには入っていないものがあります。スプレッドと、取引回数です。

月500pipsが「20回で取った500」なのか「300回で取った500」なのかで、意味が変わります。

月500pipsを20回・100回・300回で取った場合の手取りが口座のコスト別に変わる表

20回なら手取り410pips。300回なら164pips。同じ500pipsで2.5倍ちがいます。

この教材は5分足メインで、1日30〜50pips以上を狙うデイトレードだと書かれています。日次で30〜50、月20営業日で600〜1000。計算は合いますが、1日に何回入るかは書かれていません。

回数が分からないと、pips表記から実際の手取りは出せません。ここは買ってから記録を取る必要があります。


手法

5分足がメインで、15分足と1時間足を組み合わせます。

入るのはパーフェクトオーダーが発動したときと、トレンドの初動です。移動平均線が上から順に並んだ状態を待つ、王道の順張りです。

利確は30〜50pips以上。3色のラインの序列が崩れたところで利食う、という書き方もあります。損切り幅は書かれていません。

私は20本を「勝率とリスクリワードの両方を書いているか」で採点していて、この教材はどちらの数字もないC級です。利確幅は出ていますが、損切りが無いので比率が出ません。


想像してみてください

想像してみてください。

月末、あなたはシートを開きます。 月間pipsは520。目標は超えています。

同じシートに、取引回数も出ています。287回。

実効0.30pipsの口座なら、消えたのは86pips。手元は434pipsです。

数字が2つ並んでいるだけで、「どこで消えたか」が終わります。 悩む時間がありません。原因が見えると、そこだけ安心できます。

いま、その逆をやっていないでしょうか。pipsだけ記録して、回数を数えていない。 そうすると、月ごとの差が手法のせいなのかコストのせいなのか、いつまでも分かりません。


買わないほうがいい人

1日30〜50pipsを毎日は追えない方。 月間目標を日割りした設計なので、届かない日が続くと残り日数で割り直すことになります。

月600pipsに対して未達日数が増えると1日に必要なpipsが40から120まで増える表

10日ぶん届かなければ、残り10日で1日60pips。 設計の上限を超えます。15日ぶんなら1日120pips=設計の2.4倍です。

ここで幅が伸ばせなければ、残る手はロットです。そして、合格ラインの式にロットは入りません。

ロットを増やしても、その手法に要求される勝率は1ポイントも下がりません。増えるのは1回の損失額だけです。 ここがいちばん怖いところです。焦っているときほど、この手に出たくなります。

パーフェクトオーダーを待てない方。 並ぶまで待つ手法なので、並ばない日は何もしません。

ここで、こう思う方もいるはずです。「pipsで見るほうが素直では」

そのとおりです。勝率とリスクリワードが両方入っているので、読み違えようがありません。 ただし、そのかわりに回数とコストが外に出ます。どちらの書き方にも、外に出るものがあります。

逆に、勝率という数字にもう疲れた方。取った幅から失った幅を引いた数字で見るほうが素直だと感じるなら、この教材の書き方は噛み合います。あとは回数を数えるだけです。

▶ 勝率ではなく取った幅で見る形を確かめる(FXismデイトレ大百科・21,780円・税込)


この記事から購入された方への特典

①必要勝率シート(Excel・自動計算)
利確30〜50pipsに対して、自分の損切り幅を入れれば合格ラインが出ます。pips表記からは見えない比率を、ここで確認できます。早見表つき。

②トレード記録シート(Excel・自動集計)
損切り幅・利確幅・結果を入れるだけで、月間pipsと取引回数が両方出ます。 500pipsを何回で取ったかが分かるので、スプレッドで消えているぶんを差し引いた手取りが見えます。

この採点のもとになった調査

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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