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「勝率80%以上」と書いてあるのを見て、そっと閉じたことはないでしょうか。
高い数字ほど、そのあとが怖い。「どうせ、いいときだけ切り取ってるんだろう」と思って、読むのをやめる。何度か痛い目を見ていれば、当然の反応です。
ですが、この教材はそのまま閉じるには惜しい1本でした。
必要勝率を、自分で計算できます。
投資教材を26本、決済ルールで採点してきました。勝率とリスクリワードの両方を数字で出していたのは、そのうち4本だけです。
この教材は、そこに5本目として並びます。
計算した結果を先に書きます。36.77%です。
セールスページが出している数字を、そのまま入れます

セールスページには、こう書かれています。
勝ちトレードの平均25.9円、負けの平均13.7円(どちらも1枚あたり)。そしてSBI証券なら片道43円、往復86円。
日経225ミニは1枚が日経平均×100円です。25.9円は2,590円、13.7円は1,370円になります。
必要勝率 =(損切り幅+コスト)÷(利確幅+損切り幅)
(1,370+86)÷(2,590+1,370)= 36.77%
3回に1回強、当たれば水面上に出ます。
手数料を無視すると34.60%です。往復86円を入れると2.17ポイント上がります。それがこの手法におけるコストの重さです。
「勝率80%以上」は、この教材の中身と食い違っています
セールスページの売り文句は「デイベース勝率80%以上」です。
ですが、上の数字は違うことを言っています。勝ちの平均が25.9円で、負けの平均が13.7円。 リスクリワードは1.89対1です。
これは損小利大の形です。勝率を上げる設計ではありません。
当サイトが毎回書いてきたのは、勝率を上げようとするから負ける、という話でした。利確を縮めれば当たりやすくなりますが、縮めた幅の中でコストの比率が上がるからです。

5円を狙えば、往復86円は幅の17.20%を食います。25.9円まで伸ばせば3.32%です。同じ手数料が、5倍の重さになります。
この教材の決済ロジックは2つあると書かれています。短く取るスキャルピングと、トレーリングストップ。勝ちの平均25.9円という数字は、後者が効いた結果です。
売り方は勝率を言っていますが、数字は「伸ばしている」ほうを指しています。 中身のほうが、売り文句より良い形をしています。
36.77%を超えたら、何が起きるか

勝率50%なら、1回524円です。 1日3回で1,572円、月20営業日で31,440円。ミニ1枚での話です。
購入者の声には「17勝8敗」という数字が出てきます。68%です。そこまで出るなら、1回1,237円。月20営業日で74,208円になります。
セールスページの「毎日20〜60円」は、1枚で2,000〜6,000円にあたります。上の表と、だいたい同じ場所を指しています。
数字が互いに矛盾していない教材は、そう多くありません。
ただし、この式の外側があります
ここまで読んで、「じゃあ買えばいいのか」と思われたかもしれません。
そう単純でもありません。式の中に入らないものが、この手法には2つあります。
必要勝率の式は、負けが平均どおりに出ることを前提にしています。
負けの平均13.7円というのは、13.7円で止まった負けの平均です。止まらなかった日は、この平均に入りません。
そしてセールスページには、購入者の声としてこう書かれています。
勝率は90%程でしたが、後の10%(大幅な負け急騰、急落)で今までの利益が
販売者自身も、大荒れの相場には注意が必要だと書いています。
ここが、この教材でいちばん大事な一行です。 勝率が90%あっても、残りの10%が13.7円で止まらなければ、式は成立しません。
買ったら最初にすることを決めておいてください。決済ロジックの説明を読むときに、「損切りが滑ったとき」の記述を探すことです。 194ページのどこにそれがあるかで、この教材の性格が決まります。
「ナイトのほうが素直」は、21年の集計と向きが合っていました
セールスページには、ナイトセッションのほうが比較的素直な動きになる、と書かれています。購入者の声にも「夜間だけ」で回している人が複数います。
日経平均の21年8か月を、日中と夜間に分けて数えました。

2005年1月4日の寄りから2026年9月10日の引けまで、日経平均は53,403円上がりました。そのうち51,757円が夜間についています。日中に残っていたのは1,646円です。
上がっているのは、ほとんど夜です。
ここは正直に書きます。私が測れたのは「上がりやすさ」までです。 夜の値動きが素直かどうか——トレンドが出やすいかどうかは、日足では測れません。この夜間には、ナイトセッションの動きと朝の寄り付きのギャップの両方が入っています。
それでも、日中と夜間で性格が違うこと自体は、数字に出ています。 販売者が経験で言っていることと、向きは合っていました。
4万円が21万円になった、という数字の読み方
セールスページの目玉は、2017年5月2日に39,830円で始めて、29営業日で210,000円にした記録です。5.42倍。
この数字は、こう読んでください。
エッジがまったく無い賭けでも、39,830円が210,000円に届く確率は18.97%あります。(到達率の天井=原資÷目標)
5回に1回弱です。1回の記録では、実力なのか18.97%の側に入ったのかを区別できません。
区別できるのは、上の36.77%のほうです。勝ちと負けの平均が公開されているので、自分のトレード記録をつければ、自分がその線のどちら側にいるかは毎月わかります。
29営業日の記録より、そちらを信じてください。
想像してみてください
想像してみてください。
夜11時、家に帰ってノートパソコンを開きます。MT4にサインが出ています。条件を確認して、先物ミニで1枚入ります。
数十秒から、長くて20〜30分。決済します。取れたのは15円——1,500円です。
それを、1日に2回か3回。画面の前にいた時間は1時間もありません。
かわりに、あなたはその時間、画面の前にいなければなりません。1日のチャンスは10〜15回あると書かれています。取りにいくほど、座っている時間が増えます。
朝5分で終わる手法とは、正反対の場所にあります。
1,500円のために1時間座るのを、どう感じるか。 ここは人によってまったく違います。少ないと感じるなら合いませんし、確実に積み上がるならいいと感じるなら噛み合います。
いま、その逆をやっていないでしょうか。大きく取れる日を待って、待っている間は何もしない。 待つのはつらくない代わりに、来なかった月は何も残りません。
向かない人を先に書きます
当てはまるなら、買わないほうが気が楽です。
画面の前に座れない人には、向きません。 サインが出た瞬間に押す手法です。
「今日は入らない」を毎日決めたい人にも、向きません。 チャンスが1日10〜15回あるということは、判断も1日10〜15回あるということです。
証拠金がぎりぎりの人にも、向きません。 2023年6月時点で6〜7万円から始められると書かれていますが、それは1枚の話です。式の外側の日が来たときに耐えられる額かどうかは、別に考えてください。
向くのは、自分の勝率とリスクリワードを毎月数える気がある人です。 この教材は、その2つを数えれば答えが出るように作られています。
32,184円が、どれくらいの重さか
PDF資料194ページ、動画3時間07分、MT4の設定ファイル一式。180日間の回数無制限メールサポートと、全額返金保証が付く、とセールスページに書かれています。
返金保証が付いている教材は、26本のなかでもわずかです。
32,184円は、勝ちトレード12.4回分です。
ただし負けも混ざるので、こう読むほうが正確です。勝率50%で1日3回回した場合の、ほぼ1か月分(31,440円)。
▶ 勝ちと負けの平均が出ている教材を手に入れる(32,184円・税込/PDF194ページ+動画3時間07分+180日サポート)
この記事から購入された方への特典
①日経平均 寄り引け21年データ+検算シート(Excel)
上で出した「夜間が96.9%」は、このシートの中身そのものです。
2005年1月4日から2026年9月10日まで、5,307営業日ぶんの始値と終値が入っています。枚数を入れれば損益と累計が出るので、私が出した数字を、あなたの手で引き直せます。
夜だけで回すのか、日中も取るのか。決める前に、21年分を自分の目で見てください。
②トレード記録シート(Excel・自動集計)
日付・枚数・利確幅・損切り幅・結果を入れるだけです。実勝率と平均リスクリワードが出て、この記事で計算した36.77%との差が毎月出ます。
29営業日の記録を信じるより、こちらのほうが速く答えが出ます。自分がどちら側にいるかは、口座残高より先にここに出ます。
同じ日経225でも、機械的売買のBGM法は日中まるごとを寄りと引けだけで取ります。朝5分で終わる設計です。必要勝率の考え方そのものは、売れているFX教材ほど、勝ち方を書いていませんにまとめてあります。
この採点のもとになった調査
売れているFX教材ほど、勝ち方を書いていません|20本のLPを全部読んだ結果
