売れているFX教材ほど、勝ち方を書いていません|38本を同じ式に通した結果

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セールスページを10本も見ると、どれも同じに見えてきます。

勝率9割。実績の画像。購入者の声。並べ方まで似ている。「結局、何を見て選べばいいんだ」と思ったまま、タブを閉じる。

その「何を見ればいいか」を決めるために、始めました。

インフォトップで販売されているFX教材のうち、実際に売れている20本のセールスページを全部読みました。探したのは1つだけです。

「その手法は、どういう条件で勝ちに変わるのか」

結果を先に書きます。計算できたのは、最初の20本中4本でした。

そのあと、インフォカートとアドモールにも広げて、いまは3つのASPで38本を同じ式に通しています。


目次

なぜ「勝率」だけでは何も分からないのか

セールスページには、よく勝率が書いてあります。8割、9割。数字が大きいほど良さそうに見えます。

ですが、勝率は単独では意味を持ちません。

極端な例で考えてみます。10pips勝ったら決済し、100pips負けるまで持ち続ける。 この手法の勝率は簡単に9割を超えます。そして口座は減っていきます。

必要勝率 =(損切り幅 + コスト)÷(利確幅 + 損切り幅)

この式に入れると、こうなります。

10pips利確・100pips損切りの手法は合格ラインが91.2%で、勝率9割でも足りないことを示した計算

勝率9割では足りません。 10回中9回当てて、手元は−13.0pipsです。9回勝った月に口座が減っていたら、原因を探すのは苦しいはずです。

逆もあります。3回に1回しか当たらないのに増える手法もあります。利確を損切りの4倍に置けば、合格ラインは20.6%まで下がります。

つまり、勝率が意味を持つのは利確幅と損切り幅がセットで分かっているときだけです。

この2つが揃えば、その手法が勝ちに変わる最低ラインが出ます。以下、これを合格ラインと呼びます。出ている勝率が合格ラインを上回っていれば、少なくともその数字が本当なら成立していると言えます。


最初の20本の採点

A級|勝率とリスクリワードの両方を書いている(4本)

A級4本のリスクリワード・出ている勝率・合格ライン・余裕を並べた採点表

4本とも、合格ラインを上回っています。 出ている数字が本当なら、どれも成立します。

LogicalFXだけは、セールスページ自身が「スプレッドを考慮すると5.5割以上の勝率があればトータルでプラス」と書いていました。この式を自分から説明している唯一の教材です。

B級|片方だけ(8本)

AI自動売買 徹底マスター講座、CTPロジック、イサム・デルタFX、ぷーさん式FX 火花、FX Realize、FX-navi、南雲式FXチャートドリル、トワイライトゾーンVer2026

勝率だけ、またはリスクリワードだけ。判定はできません。

C級|どちらも書いていない(8本)

ぷーさん式FX 輝、ファントムFX、サイバーシグナル、岡安盛男のFX極、無限FX pro、KAI流インジケーター、スキャルピングプロ、FXismデイトレ大百科

※トワイライトゾーンVer2026は当初C級としていましたが、2026年9月12日にセールスページを読み直したところ勝率70%前後が公開されていたため、B級へ訂正しました(経緯)。


ここからが本題です

売れ行きを重ねると、こうなります。

A級7%・B級13%・C級80%という等級別の売上シェア

判定材料を出していない商材が、市場の8割を占めています。 本数では40%です。選んでいるつもりで、選ばされている感じがします。

しかも、いちばん売れている1本もC級でした。

これは偶然ではないと思います。勝率とリスクリワードを書いた瞬間、その教材は計算されてしまうからです。書かなければ、期待だけを売れます。

ここで、こう思われたかもしれません。「じゃあ、C級は全部だめなのか」

そうではありません。書いていないことと、中身が無いことは別です。 当サイトがC級と呼んでいるのは、買う前に計算できないという意味だけです。

買ったあとに自分で数えれば、計算はできます。差が出るのは、いつ分かるかです。


そのあと、3つのASPに広げて分かったこと

最初の20本はインフォトップだけでした。いまはインフォカートとアドモールも含めて38本です。

広げてみて、採点より先に出てきた事実があります。在庫の半分以上が、すでに買えない状態でした。 惜しいのは、カタログ上は生きているように見えることです。

アドモール26件中5件・インフォカート7件中4件しか販売ページが生きていなかったことを示す表

販売ページを1つずつ開いて確認しています。ドメインが売却ページになっていたもの、パーキングページに変わっていたものが並んでいました。それでもASPのカタログには載ったままです。

EPC(1クリックあたりの平均収益)は過去の累積なので、いま買えるかどうかを一切示しません。

もう1つ。インフォトップでいま売れている173本のうち、59本(34.1%)は10年以上前の登録でした。新しい商品が毎月出ても、売れ続けているのは古いほうに偏っています。 新しさに惹かれる気持ちとは、逆を向いた数字です。


返金保証はどうなっているか

ついでに全部見ました。成果に対する返金保証があるのは、20本中2本だけです。

  • イサム・デルタFX:3ヶ月以上実践して30万円以上の利益が出なければ全額
  • FX-navi:180日間利用して利益が出なければ全額

「返金保証は付いておりません」と明記しているのが4本(無限FX pro、KAI流インジケーター、FX Realize、LogicalFX)。残りは返金について一言も書いていません。

なお、成果ではなく動作に対する保証なら、もう1本あります。MT4裁量トレード練習君プレミアム2が「30日以内・正常に稼働しなければ全額返金」。手法教材ではなく検証ツールなので上の20本には含めていませんが、返金条件がいちばん明確なのはこれでした。

38本まで広げたあとは、スーパースキャルピング225(インフォカート)にも全額返金保証があります。成果で返るのは、いまのところ3本です。


想像してみてください

想像してみてください。

3か月後、あなたの手元には記録シートがあります。 損切り幅の平均、利確幅の平均、実勝率。3つとも数字で出ています。

そこに合格ラインを並べます。上か、下か。 それだけです。

上なら続けます。下なら、手法を疑う前に決済の置き方を変えます。 利確を損切りの3倍にすれば、要求される勝率は半分になります。

次の教材を買う理由が、なくなります。

いま、その逆をやっていないでしょうか。うまくいかない理由が分からないまま、次のセールスページを開く。 そこには勝率9割と書いてある。また同じところに戻ってきます。


目的から入るなら、この5本へ

38本を1本ずつ読むのは大変なので、同じ物差しで横に並べた記事を5本用意しました。ここから入るのが早いはずです。


では、どれを選ぶか

開示の等級と、売れ行きは一致しません。目的別に、それぞれ個別の記事で見ています。

  • 開示で選ぶならFXライントレード大全(49,800円・A級・合格ラインを+10.1pt上回る)数字を並べるとわかります
  • いちばん売れている1本を知りたいなら → ぷーさん式FX 輝(C級ですが、リスクリワードだけは書いています)→ 個別レビュー
  • 判断そのものを渡したいなら → サイバーシグナル(サイン表示型)→ 個別レビュー
  • 返金保証で選ぶならイサム・デルタFX(42,800円)/ FX-navi(25,800円)
  • その前に、自分で検証したいなら → MT4裁量トレード練習君プレミアム2 → 個別レビュー

調査方法:インフォトップのFX・投資ツールカテゴリ2,079商品のうち、直近90日で実際に成約が発生している商品を抽出し、そのセールスページ本文を1本ずつ読みました。スプレッドはドル円0.3pips(実測中央値)を使用。必要勝率の幅は損切り10pipsと30pipsの場合を両端に取っています。

2026年9月の更新:インフォカート・アドモールにも広げ、3つのASPで38本になりました。あわせて各商材の販売ページを1件ずつ開いて生存を確認しています(アドモール26件中5件、インフォカート7件中4件が生存)。登録日はインフォトップのカタログの値から経過年数を計算しました。

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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