勝率70%の行が、いちばん負けていました|外国為替必修講座

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※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

当サイトは毎回、同じことを書いています。勝率を上げようとするから負ける、と。

この教材の目次を読んでいて、手が止まりました。

第7章「こうすれば資産は減っていく?相場で破産する近道」。 その6番目の項目が、これです。

その⑥ 得失点差より勝率にこだわる

2006年に売り出された教材です。 当サイトが採点したなかで、いちばん古い1本でした。


目次

その1行を、数字にします

得失点差は、勝ち幅の合計から負け幅の合計を引いたものです。

勝率40%で+570pips、60%で+170pips、70%で−130pipsとなり、勝率の順番と損益の順番が逆になることを示した表

ドル円100回、往復コスト0.3pipsを引いた数字です。

勝率40%で+570pips。60%で+170pips。70%で−130pips。

勝率は上がっているのに、得失点差は下がっています。 順番が逆になりました。

いちばん勝率が高い行が、いちばん負けています。


なぜ逆になるのか

損切り15pipsと往復コスト0.3pipsを利確5pipsと損切り15pipsの合計で割ると合格ライン76.50%になる計算

合格ラインは(損切り+コスト)÷(利確+損切り)で決まります。

利確5pips・損切り15pipsなら、76.50%。

勝率70%は、そこに6.50ポイント届きません。 だから100回で−130pipsになります。

逆に、利確30pips・損切り10pipsなら合格ラインは25.75%。

勝率40%でも、14.25ポイント上にいます。

勝率を上げるより、幅を組み替えるほうが動く量は大きい。 それが「得失点差より勝率にこだわる」の中身でした。


残りの項目も、同じ話でした

第7章には8つの項目が並んでいます。 資金額、投資額、レバレッジ、時価評価、損失額、勝率、ポジション量、方針。

目次の項目と、その数字が無いと引けなくなるものを対応させた表

「自分の資金額を知らない」なら、1回の損切りが資金の何%かが出ません。

「損失額が計算できない」なら、合格ラインそのものが引けません。

「ポジション量を気分で変える」なら、pipsと金額が混ざります。

どれも、数字を持っていないと比べる相手が出てこない、という話です。

当サイトが毎回書いていることと、同じ方向を向いています。 19年前の目次でした。


24,800円を、値幅に直します

24,800円をドル円1万通貨の1pips=100円で割ると248pipsになる計算

ドル円1万通貨なら248pips分です。

上の表でいちばん成績の良い行なら、1回あたり5.70pips。43.5回ぶんにあたります。

当サイトが採点した20本の中央価格の0.79倍で、安いほうです。

ただし、これは売買シグナルの教材ではありません。 勝率も決済幅も公開されていません。

基礎から破産の避け方までを扱う講座で、上の表は当サイトが算術で作ったものです。


想像してみてください

想像してみてください。

買って、第7章から読み始めました。 自分の資金額と、1回の損切り額を紙に書きます。

資金50万円。1回の損切りは10pips=1万通貨で1,000円。資金の0.20%です。

これまでは、そこを数えていませんでした。 少し恥ずかしくなるかもしれません。

次に、直近30回を集計しました。19勝11敗で勝率63.33%。

悪くない、と思っていました。

ところが幅を見ると、平均利確6pips・平均損切り14pips。

合格ラインは(14+0.3)÷20=71.50%。 8.17ポイント足りません。

得失点差は 19×6 − 11×14 − 30×0.3 = −49pips。 勝っていたつもりで、減っていました。

ここが、いちばん効きます。 勝率63.33%は「良い数字」に見えます。比べる相手を出すまでは。

そこで利確を18pipsに変えました。合格ラインは(14+0.3)÷32=44.69%。

勝率は下がるはずです。 それでも44.69%を超えていれば、得失点差はプラスになります。

いま、その逆をやっていないでしょうか。勝率を上げようとして、利確を早める。 上の表のとおり、それは合格ラインを引き上げる方向です。

「でも、勝率が下がるのは怖い」と思われるかもしれません。怖いです。 ただし表のいちばん上の行は勝率40%で+570pipsでした。あなたが数えるのは勝率ではなく、得失点差のほうです。


正直に書いておくこと

中身は8章構成の講座です。 目次がセールスページに全部載っているので、買う前に範囲が分かります。

FXの仕組み、政策金利、テクニカル指標(RSI・MACD・ストキャスティクス・エリオット波動)、ファンダメンタルズ、株式との比較、そして第7章。

売買ルールやシグナルではありません。 「この場面で買う」という形の記述を期待すると、違います。

特典は受講生限定メルマガで、過去号のタイトルが一覧で載っています。2009年の相場を扱った号が多く、そこは古い内容です。

別売の年版マニュアルは2015年版が最新で、そこから11年が経っています。本体の講座と年版は別の商品なので、そこは分けて見てください。

infotopでの登録は2006年11月24日。今日で7,234日、19年10か月です。 当サイトが採点したなかで、これがいちばん長い。

長く売られていることは、中身の保証ではありません。 ただ、19年前の目次に「得失点差より勝率にこだわる」と書いてあったという事実は、それ自体が読む価値のある材料でした。


向かない人を先に書きます

すぐ使える売買ルールがほしい方。 シグナルや売買ルールの教材ではありません。 目次のとおり、基礎と考え方が中心です。

最新の相場解説を求める方。 特典メルマガの過去号は2009年前後が多く、年版マニュアルも2015年版が最新です。

勝率だけで判断したい方。 上の表のとおり、勝率70%の行がいちばん負けました。 見るのは得失点差です。

テクニカルの実戦例を多く見たい方。 RSI・MACDなどは各1節ずつで、辞書的な扱いです。

逆に、何年かやってきて、なぜ増えないのか分からない方第7章の8項目は、そのまま点検表として使えます。 資金額・損失額・レバレッジ・ポジション量。 どれか1つでも空欄なら、合格ラインが引けていません。

▶ 勝率ではなく得失点差を数えることから始める(外国為替必修講座・24,800円・税込)

24,800円はドル円1万通貨で248pips分、当サイトが採点した20本の中央価格の0.79倍です。コストが得失点差を削る話は口座で決まるので、海外FX業者の比較も見ておいてください。


この記事から購入された方への特典

①必要勝率シート(Excel・自動計算)

損切り幅と利確幅を入れると、その置き方の合格ラインが出ます。この講座には勝率も幅も書かれていないので、自分の直近30回を入れてください。 上の表のとおり、利確5・損切り15なら76.50%、利確30・損切り10なら25.75%。 同じ勝率でも、合格か不合格かが入れ替わります。

②トレード記録シート(Excel・自動集計)

日付・利確幅損切り幅・結果を入れるだけ。得失点差(勝数×利確 − 敗数×損切り)が毎月自動で出ます。 第7章が言っているのは、この1列を持て、ということです。 勝率の列も出ますが、先に見るのは得失点差のほうにしてください。40回たまるまでは、途中の勝率で置き方を変えないでください。

この採点のもとになった調査

16本のうち、判定できる差を縮めるのは3本だけです|FX&225ツールパッケージ

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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