※本サイトは海外FX業者の公式サイトではありません。アフィリエイトプログラムを利用しています。
「EAを作ってみたいけれど、プログラミングは無理」――この記事はその方のために書いています。結論から言うと、2026年のいま、AIに日本語で頼めばEAは作れます。しかも、コードのコピペすら要りません。当サイトで稼働しているEAはすべて「Claude Code」というAIとの対話で作ったもので、正直に言うと私はMT5の面倒な操作をほとんどしていません。AIが代わりにやるからです。この記事では、その環境をあなたのPCに用意するまで(ここが唯一の山場です)を、画面操作のレベルまで分解して解説します。
「自作EA」のハードルは、もう崩れています
EA(エキスパートアドバイザ=MT4/MT5の自動売買プログラム)の自作には、長いあいだMQL5というプログラミング言語の壁がありました。市販EAを買うか、開発者に外注するか、自分で何ヶ月も勉強するか。この三択だった時代が、AIの登場で終わりました。
実体験として書きます。当サイトが実口座で稼働させているEAは、日経225の自動売買も、ビットコインの自動売買も、リスク管理専用のEAも、1本残らずAIとの対話で作りました。私はMQL5をほとんど手で書いたことがありません。そしてもうひとつ重要なのは、ファイルをどこに置くか、コンパイルをどうやるか、といったMT5側の面倒な操作も、私はほぼやっていないということです。「この戦略でEAを作って、MT5に入れておいて」と日本語で頼むと、AIが自分でフォルダを探し、コードを書き、コンパイルまで済ませて「できました」と報告してきます。私がやるのは、仕様を日本語で伝えることと、最後にチャートでスイッチを入れることだけです。
これを可能にしているのが、普通のチャットAIとの違いです。この記事で使うのはブラウザの中だけで動くチャットではなく、あなたのPCの中で実際に手を動かせるタイプのAIです。だから、この記事で唯一ていねいに説明する必要があるのは、EAの作り方ではなくそのAIをあなたのPCに迎え入れる手順になります。

使うのは「Claude Code」― チャットAIとの違い
| ブラウザのチャットAI | Claude Code(この記事の方法) | |
|---|---|---|
| できること | コードの文章を返す | あなたのPCの中で作業する |
| ファイル配置・コンパイル | あなたが手でやる | AIが自分でやる |
| エラーが出たら | あなたがコピペして往復 | AIが自分で見て自分で直す |
| あなたに必要な知識 | MetaEditorの操作 | 日本語だけ |
Claude CodeはClaude(当サイトが使っているAI)の、PCの中で作業ができる版です。似た仕組みは他社にもありますが、この記事では当サイトが実際にEA運用で使っているものだけを、実体験ベースで解説します。
セットアップ ― 唯一の山場はここです。10分ください
ここで挫折する人がいちばん多いので、ていねいに行きます。逆に言えば、ここを越えれば残りは全部日本語の会話です。
用意するもの(3つ)
- WindowsのPC(MT5が動いていれば十分です。高性能である必要はありません)
- Claudeのアカウントと有料プラン: claude.aiでアカウントを作り、有料プラン(Pro・月額20ドル前後)に入ります。Claude Codeの利用には有料プランが必要です。EA開発の相棒の月額費用と考えると、外注1本数万円との比較で判断してください
- MT5: 使いたい海外FX業者のサイトからダウンロードしておきます。口座はデモでも構いません。まだ入れていなくても大丈夫です――あとでAIに「MT5が入っているか確認して」と頼めば調べてくれます
Claude Codeを入れる
- Claude公式サイトからClaude Codeのデスクトップアプリ(Windows版)をダウンロードしてインストールします。黒い画面(ターミナル)で動かす方式もありますが、初めてならアプリ版で構いません
- 起動したら、さきほど作ったClaudeアカウントでログインします
- 最初に「どのフォルダで作業するか」を聞かれます。ドキュメントの中に新しいフォルダを1つ作って(例: MyEA)、それを選んでください。ここがAIの作業机になります
最初に知っておくこと2つ
- AIは操作の前に必ず「これを実行していいですか」と確認してきます。勝手にPCを触り回るわけではありません。表示された内容を読んで許可する、が基本動作です。慣れないうちは全部読んでから許可してください。これはあなたの安全弁です
- 困ったら、困ったと日本語で言えば通じます。「今の説明は難しい。もっと簡単に」「何をすればいいか一つずつ教えて」。相手はそのための道具です
最初の一言(これで環境確認まで終わります)
「このPCにMT5が入っているか確認してください。これからEAを作って、MT5に配置してコンパイルするところまでお願いしたいです。足りないものがあれば教えてください」
AIがPCの中を調べて、MT5の場所、MetaEditor(コンパイルに使う付属ソフト)の有無、EAを置くフォルダを特定し、準備状況を報告してくれます。あなたがフォルダの場所を覚える必要はありません。ここまで来たら、セットアップは終わりです。
依頼文がすべてを決めます
あとは戦略を日本語で渡すだけですが、コツがひとつだけあります。「移動平均のゴールデンクロスで買うEAを作って」のような一行で頼まないこと。曖昧に頼むと、損切りのないEAや、ロットが固定のEAが平気で出来上がります。売買ルールだけでなく、資金管理と挙動の細部まで箇条書きで指定してください。実際に使える依頼文の型がこちらです。
📋 依頼文テンプレート(このままコピーして使ってください)
以下の仕様でMT5用のEAを作って、MT5への配置とコンパイルまでお願いします。
・銘柄はドル円、チャートに表示している時間足で動作
・エントリー: 5期間SMAが20期間SMAを上抜けたら買い、下抜けたら売り(確定した足で判定)
・決済: 損切り30pips・利確45pipsの固定
・ロットは「残高の1%が損切り額になる」よう損切り幅から逆算。刻みには切り捨てで丸め、最小ロット未満になる場合は発注しない
・ポジションは同時に1つまで。マジックナンバーで自分の建玉だけを管理
・新しい足が確定した瞬間だけ判定する(1本の足の中で何度も売買しない)
・サーバーから価格やロット情報が取得できなかった場合は、その回は発注しない
・MA期間・リスク%・損切り利確幅は、後から入力画面で変更できるように
前半の売買ルールは、あなたの相場観で自由に書き換えて構いません。しかし後半の5行――ロットの逆算と丸め方・1ポジション制・マジックナンバー・新バー判定・取得失敗時は発注しない――は、どんな戦略でもこのまま入れてください。EAの事故はエントリー条件ではなく、ここの抜けから起きます(理由は後半の「確認質問」の節で説明します)。数分後に「コンパイルまで完了しました。エラーはありません」という報告が返ってきたら、EAは完成しています。
あなたが手で触るのは、最後のスイッチだけです
出来上がったEAを動かす操作だけは、MT5の画面で自分でやります(証拠金を張る口座のスイッチなので、ここは人間の仕事として残すべきだと私は思っています)。3手で終わります。
- MT5の「ナビゲーター」窓(Ctrl+N)→「エキスパートアドバイザ」の中に、さっき頼んだEAがいます(いなければ右クリック→更新)
- 動かしたい銘柄のチャートにドラッグ&ドロップ→設定画面の「共通」タブで「アルゴリズム取引を許可」にチェック→OK
- MT5上部の「アルゴリズム取引」ボタンをONにする。チャート右上にEA名が出ていれば稼働中です
動かない・様子がおかしいときは、自分で悩まないでください。「MT5のジャーナル(操作ログ)を見て、EAがどういう状態か教えて」とAIに頼めば、原因を調べて報告してくれます。土日に動かないのは市場が閉まっているだけ、エントリーが来ないのは条件の合図が出ていないだけ、というのがよくある「故障ではないケース」です。
検証してから、小さく動かす
- バックテスト: MT5の「表示」→「ストラテジーテスター」で過去データに流します。設定が分からなければ、画面を見ながら「ストラテジーテスターの設定を一つずつ教えて」とAIに聞いてください。ひとつだけ当サイトから実務の注意を。モデルは必ず「全ティック(実際のティックに基づいた)」を選ぶこと。当サイトの検証では、簡易モデルで年+7.78%に見えた戦略が、実際の約定を再現したモデルではほぼゼロになった実例があります
- デモ口座で数日: テスターと実際の挙動は微妙に違います。注文が意図どおり出るか、ロットが想定どおりか、デモで確認します
- 実弾は最小ロットから: 海外FXの口座開設ボーナスを使えば、この段階まで自己資金ゼロで到達できます
コードが読めなくても品質確認はできます ― AIにこの3つを質問してください
ここからは、AI製EAを実口座で運用してきた当サイトだから書ける注意点です。AIのコードは驚くほど動きますが、無条件に信用してよいわけではありません。そして確認のためにコードを読む必要はありません。AIに質問すればいいのです。完成報告が来たら、次の3つをそのまま聞いてください。
質問① 「ロットはどちら向きに丸めていますか。最小ロット未満のときはどうなりますか」
AIは「残高の1%」を計算したあと、ロットの刻みに切り上げたり、最小ロットに底上げしたりすることがあります。小さい口座では、それだけでリスクが1%でなく3%にも5%にもなります。正解は「刻みに切り捨て、最小ロット未満なら発注しない」。依頼文テンプレートに最初から入れてあるのはこのためですが、守られているかは質問で確認してください。
質問② 「サーバーから値が取れなかったとき、建てない設計になっていますか」
価格やロット情報の取得に失敗したとき、AIのコードはしばしば0をそのまま使って計算を続けます。当サイトは過去に、取得失敗の0を「実際の値が小さい」と誤解して止まり続けるEAの事故を実際に経験しました。取れないときは建てない。この設計があるかないかで、無人運転の安全性が変わります。
質問③ (AIにではなく自分に)「パラメータをいじって勝たせていないか」
バックテストで負けると、数字をいじって勝つまで最適化したくなります。それで出来上がるのは「その過去データ専用のEA」です。当サイトが手法本の売買ルールを片っ端からバックテストしてきた経験則として、パラメータを少し変えただけで成績の符号が変わる戦略は、実運用ではほぼ機能しません。どの設定でも成績が大きく崩れない戦略だけが、実弾に進む資格を持ちます。
モデルの「格」で結果が変わります ― 実際にやらないと分からなかった話
もうひとつ、長く運用して初めて分かったことを書きます。Claudeの中には複数のモデル(頭脳のグレード)があり、どのグレードを使うかで、検証の結論もコードの品質も本当に変わります。当サイトで実際にあった例を2つ挙げます。
- 検証の結論が上位モデルのレビューでひっくり返った: 中位モデル(Sonnet級)にバックテストをさせたら「この手法にはエッジがある」という結果が出ました。ところが同じ検証を上位モデル(Opus級)に「この検証の穴を探して」と敵対的にレビューさせると、都合の良い期間だけを見ていた選択バイアスや、取引コストの見落としが次々に見つかり、結論が反転しました。勝てそうな結果ほど、疑う役を上位モデルにやらせるべきです
- 上位モデルの書いたEAでも、最上位のレビューでバグが出た: 上位モデルが実装して普通に動いていたEAを、実弾投入の前に最上位モデルにコードレビューさせたところ、残っていたバグが3件見つかりました。中には「再起動のたびにロットが半分になっていく」という、動作確認だけでは気づけない類のものも含まれます。書いたモデル自身に「バグはありませんか」と聞いても、なかなか自分のバグは見つけられません
ここから当サイトが使っている実務の型はこうです。①作る係とレビューする係を分ける(新しい会話で「あなたはレビュアーです。このEAのバグを探してください」と役割を変えるだけでも効きます)。②日常の試作は軽いモデルで回し、実弾に進む直前の1回だけ最上位モデルで敵対レビューをかける。試行回数はコストの安いモデルで稼ぎ、命綱の確認だけ最高の頭脳に払う。この配分がいちばん費用対効果が良い、というのが運用して得た結論です。
正直な話: 「AIで作れる」と「AIなら勝てる」は別です
この記事の締めとして、当サイトらしく正直に書きます。AIが民主化したのは「作る工程」です。勝てる戦略が自動で手に入るわけではありません。それは勝率77%のEAがなぜ機能しないかを解剖した記事や何が「勝てる」のかを学術データで総ざらいした記事に書いたとおりです。
それでも私は、この変化は本物の革命だと思っています。理由は単純で、アイデアを数字で確かめるまでの時間が、数ヶ月から数時間に縮んだからです。「ゴトー日は仲値のあと下がる気がする」「この本の手法は本当に勝てるのか」――そう思ったら、その日のうちにEAにして過去データで確かめられる。当サイトのFX本バックテストシリーズも、まさにこの方法で作っています。検証の試行回数が桁で増えること。それがAI×FXの、誇張のない本当の価値です。
今日から始めるチェックリスト
- claude.aiでアカウントを作り、有料プランに入る
- Claude Codeのデスクトップアプリを入れて、作業フォルダを1つ作る
- 最初の一言(この記事の文例)で環境確認をしてもらう
- 依頼文テンプレートの売買ルール部分を、自分の相場観に書き換えて渡す
- ストラテジーテスター(全ティック)→デモ→最小ロットの順で進める。実弾前に最上位モデルの敵対レビューを1回
- 実弾は口座開設ボーナスの範囲から。自己資金を入れるのは、数字に納得してからで遅くありません
自作EAを実弾テストする方法
XMTradingの口座開設ボーナス13,000円は入金不要で、最小ロットなら自作EAの実弾テストが数十回できます。デモと実口座の挙動の違いを自分の目で確認してから、資金を入れるかを決めてください。条件を満たせば無料VPS(EAを24時間動かすサーバー)も使えます。
