exness(エクスネス)はマイナス残高の状態でも取引が可能

stop-out protection

exness(エクスネス)のストップアウト保護

exnessは、独自の「ストップアウト保護」システム、すなわち特別なロスカットメカニズムを使用しています。

このシステムでは、トレーダーの保有ポジションに対して仮想的な一時資金(仮想バッファ)が付加されることで、他の海外FXブローカーよりもロスカットのリスクを低減し、ポジションをより長期間保持することが可能になります。

この記事では、exness特有のロスカット機能である「ミッド価格」と「仮想バッファ」がロスカットプロセスにどのように影響を及ぼすかを詳細に解説します。

exness ストップアウト保護

exnessは、業界内で他社を凌駕するロスカットシステムを導入

無制限レバレッジを提供する海外FXブローカーとして、exnessでは「ゼロカットルール」を採用し、投資家が預けた証拠金以上の損失を補填する必要がない安全策を講じています。

加えて、exnessは「ゼロカットルール」に「独自のストップアウト保護」を組み合わせ、海外FX業界において特に優れているロスカットシステムを実現しています。

exnessは、業界最高水準のロスカット基準とストップアウト保護

証拠金維持率が一定の水準以下に低下した場合に、保有ポジションが自動的に決済されるシステムをロスカットと称します。

各FXブローカーによってロスカットの水準は異なりますが、exnessでは業界先駆けの「0%ロスカット水準」を設けています。

海外FXブローカーストップアウトロスカットレベル
exness0%ストップアウト保護
XMTrading20%20%
Titan FX20%20%
FXGT20%・40%
(口座による)
20%・40%
(口座による)

ロスカット水準が低いということは、より多くの潜在的な損失が許容されることを意味し、この点においてexnessの耐性は業界内で随一です。

加えて、exnessは「ストップアウト保護」という特別な機能を導入しており、これにより通常のロスカット基準に達してもすぐには決済されず、ポジションが一定期間保護されます。この間に市場が反転すれば、ロスカットを避けることが可能になります。

このストップアウト保護機能によって、exnessのロスカット水準は実質的に0%以下となり、FX業界内で最もロスカットされにくいFXブローカーの一つと評価されます。

ロスカットが発動するまでの仕組み

一般的なロスカット発動までの流れ

  1. 証拠金維持率の低下によりマージンコールが発生
  2. ロスカット基準に達した際にロスカットが実施

証拠金維持率が特定の基準値を下回ると、最初にマージンコールが起動されます。マージンコールは、トレーダーの保有ポジションに対する証拠金が指定の水準を下回った時に通知されるアラートです。証拠金維持率がロスカット水準に達すると、ポジションが強制的に閉じられます。

exnessでは、このプロセスに加えて特別なステップが存在します。

exnessのロスカット発動までの流れ

  1. 証拠金維持率が減少し、マージンコールが起動。
  2. ロスカット基準に到達すると、ストップアウト保護が作動します。
  3. ストップアウト保護を超える損失が発生した場合のみロスカットが実施されます。
他のブローカーとは異なり、exnessではストップアウト保護機能により、証拠金維持率がロスカット水準に到達してもすぐにはポジションが閉じられず、わずかながらマイナス残高でも損失を凌ぐことが可能となります。

exnessの特徴的なミッド価格と仮想バッファについて

exnessにおけるストップアウト保護は、価格の急激な変動やスプレッドの拡大が原因でロスカットされるリスクを軽減するシステムです。

この保護機制により、仮想資金(仮想バッファ)が一時的に加算され、ロスカット水準をわずかに下回った場合でも、その小さな差でロスカットを回避できる可能性があります。

ロスカット判定に使用されるミッド価格

通常、FX取引では、買い(ロング)ポジションの場合はBID(売値)、売り(ショート)ポジションの場合はASK(買値)に基づいてロスカットが実施されます。

しかし、exnessではロスカット判定にBIDとASKの平均値であるミッド価格を使用します。ミッド価格は以下の式で算出されます。

ミッド価格
BID(売値)+ASK(買値)​}÷2

ミッド価格を用いた割引は、ロスカット判断に限定される

exnessにおける「ミッド価格によるストップアウト」は、ロスカットの判定にのみ適用される特別な機能であり、通常の決済注文には適用されないことをご理解ください。また、このシステムがロスカットを完全に回避する保証はありません。ミッド価格を基準にしていても、スプレッドが拡大する方向とその幅によっては、最終的に有効証拠金がゼロになり、ロスカットが実行される可能性があります。

この方法により、スプレッドが急激に拡大した際のASKの急騰の影響を受けずにロスカットが実施されるケースを減らしています。

このミッド価格によるロスカット判定の採用が、exnessで見られるマイナス証拠金でもポジションが維持される現象の背景にあります。

仮想バッファによるロスカット回避機構

exnessのストップアウト保護システムは、仮想資金(仮想バッファ)を追加することにより稼働します。 この仮想バッファは、価格の急変動が発生した際にトレーダーの証拠金口座に一時的に加えられる架空の資金を指します。この制度により、アカウントの資金が枯渇しても、一時的にストップアウトを回避し、取引の継続が可能になります。

仮想バッファの額は、スプレッドと取引量(ロット数)に基づいて決定されます。仮想バッファの算出方法は以下のとおりです:
仮想資金額=スプレッドの半分×取引量(ロット数)

例として、XAUUSDを10ロットで取引し、その後価格が急落した場合を考えます。XAUUSDの10ロット取引におけるスプレッド(スタンダード口座の場合)が約15,000円だとすれば、口座残高がゼロに達した際には、スプレッドの半分である7,500円が仮想的な余剰資金として口座に加算されます。

この仮想バッファの導入により、口座残高がなくなっても直ちにストップアウトされることなく、取引を続行できます。USDJPYがその後反発すれば、仮想バッファは不要となりますが、損失が10,000円に達して確定した場合、その損失はexnessによって補填されます。

ストップアウト保護の不正利用について

ストップアウト保護が不正に利用されたり、その本来の目的で使用されていないことが確認された場合、exnessは該当ポジションの保護を撤回する権利を留保しています。

ストップアウト保護の追加情報と留意事項

exnessのストップアウト保護を利用する際、取引手数料が適用されるアカウントタイプでは、現行のスプレッドに加えて、片道取引の手数料の半分が仮想バッファに加算される点に留意が必要です。

ただし、トレーダーの利益とリスクの適切なバランスを維持する観点から、無制限レバレッジを提供するアカウントでは、この機能が制限される場合がありますので、ご注意ください。