実際に口座を開設し、会員ポータルにログインして確認した内容をもとに作成しました。口座開設ボーナス(5,000円)は2026年5月4日をもって新規提供を終了しています。公式サイトや他社の比較記事にはまだ「5,000円」の表記が残っているため、最初にこの点を書いておきます。
結論:口座開設ボーナスは終わった。残っているのは「入金経路」と「30%入金ボーナス」
Milton Markets(ミルトンマーケッツ)は2015年からサービスを提供している海外FX業者です。日本語のサポート体制があり、少額から始めやすい口座設計と、USDT(仮想通貨)での入金に対応している点が特徴でした。
ただし、多くの比較記事がこの業者を推す最大の理由だった「5,000円の口座開設ボーナス」は、すでに新規提供が終了しています。私が口座を開いて会員ポータルにログインしたところ、こう掲示されていました。
口座開設ボーナスキャンペーンは2026年5月4日をもって新規提供を終了しております。
現在、表示内容を正しい内容に修正しております。公式サイト上の表示により混乱をお招きし申し訳ございません。
3か月以上前に終わっていたわけですが、本稿の執筆時点でも公式サイトと検索上位の比較記事には5,000円の表記が残っています。告知の文面自体が「公式サイト上の表示」を詫びているので、業者側も把握したうえで修正作業中ということでしょう。
したがって、この業者を検討する理由は①30%入金ボーナス(最大300万円)②USDTでの入金に対応していることの2点に絞られます。以下、実際の条件を整理します。
基本情報
| サービス開始 | 2015年 |
| 日本向けの運営会社 | Milton Markets Ltd.(セントルシア登録・登録番号 2023-00166) |
| 金融ライセンス | グループ会社の Milton Global Ltd. がセーシェルFSA(登録番号 SD040)を保有。日本向けを運営する Milton Markets Ltd. 自体はライセンスを保有していない |
| 取引プラットフォーム | MT4・MT5・WebTrader |
| 約定方式 | NDD(ノーディーリングデスク)・リクオートなし |
| ゼロカット | あり(追証なし) |
| 口座開設ボーナス | なし(2026年5月4日で新規提供終了) |
| 入金ボーナス | 30%(最大300万円) |
| 仮想通貨入金 | USDT対応(Ethereum・TRON・BEP20・Polygon・Solana) |
ライセンスの持ち主が「グループ会社」であることの意味
ここは正直に書いておきます。日本向けのサービスを運営している Milton Markets Ltd. は、金融ライセンスを保有していません。セーシェルFSAのライセンス(SD040)を持っているのはグループ会社の Milton Global Ltd. です。
「グループとして規制を遵守している」という説明はされていますが、あなたが口座を持つ法人と、ライセンスを持つ法人が別である以上、規制当局の監督が及ぶ範囲は同一ではありません。オフショアの海外FX業者ではよくある構造で、これ自体が即座に危険を意味するわけではありませんが、資金を大きく置く判断をするなら知っておくべき事実です。
この点で比べるなら、複数の当局のライセンスを直接保有している業者(Exnessなど)や、日本での運用実績が長い業者(XMなど)のほうが、この項目に限っては上です。
口座タイプ:3種類。ただしスプレッドの表示に注意
| 項目 | Flex | Smart | Elite |
|---|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 1:100 | 最大1:1000 | 最大1:500 |
| 最低入金額 | なし | $100 | $1,000 |
| スプレッド(ユーロドル) | 1.7pips | 1.0pips | 0.0pips |
| 取引手数料 | なし | なし | 片道0.2pips(往復0.4pips) |
| 実効コスト(ユーロドル) | 1.7 | 1.0 | 0.4 |
※公式に掲示されているスプレッドはユーロドル基準です。ドル円の数値ではありません。当サイトの旧掲載でドル円として紹介していた箇所は訂正しました。
Eliteの手数料は「pips建て」=これは珍しく親切
他社のRaw系口座はたいてい手数料を「1ロットあたり◯ドル」と表示します。この方式には落とし穴があって、ドル円のようなクロス円の銘柄では、ドル建て手数料のpips換算がレートによって変わります。1ドル157円のとき、往復7ドルの手数料は0.7pipsではなく1.10pips。円安が進むほど重くなります(詳しくはスキャルピング向け海外FX口座の実効コスト実測)。
Milton MarketsのElite口座は最初からpips建て(片道0.2pips)で提示しているため、この換算の問題が起きません。銘柄が変わっても、為替が動いても、実効コストは0.0+0.4=0.4pipsのまま読めます。地味ですが、コストを計算する側からすると好ましい表示方法です。
レバレッジは残高に応じて段階的に下がる
「最大1,000倍」という表記だけを見て判断しないでください。実際には残高で段階的に制限されます。
- Smart口座:$1,500まで1:1000 → $10,000まで1:500 → $10,001以上は1:200
- Elite口座:$20,000まで1:500 → $100,000まで1:200 → $100,001以上は1:100
つまり1,000倍が使えるのは、残高が20万円強までの範囲です。またボーナスのみで取引する場合はさらに制限がかかります。ハイレバレッジを主目的にするなら、この段階制のない業者と比べたほうがいいでしょう。
もっとも、レバレッジ1000倍は危ないのかで書いたとおり、損益を決めるのは倍率ではなく建てるロットの大きさです。倍率が下がって困るのは「同じロットを建てるのに必要な証拠金が増える」ことであって、危険度が下がるわけでも上がるわけでもありません。
USDT入金に対応している ― これが現状の一番の売り
Milton Marketsは USDT(テザー)での入金に対応しており、Ethereum・TRON・BEP20・Polygon・Solana と複数のネットワークを選べます。
海外FXでは、クレジットカードの入金が突然通らなくなることがあります。カード会社側の判断で海外FX業者への決済が拒否されるケースは珍しくありません。そのときに代替の入金経路を持っている業者という位置づけで見ると、この対応は実用的です。
ただし仮想通貨での入出金には、送金ネットワークの手数料(ガス代)と、チェーンを間違えると資金が戻らないというリスクが伴います。「手数料無料」と書かれていても、それは業者側の手数料が無料という意味であって、ネットワーク手数料は別に発生します。初めて使う場合は少額で1往復してから本番の金額を送るのが安全です。
この業者が向いている人・向いていない人
向いている
- クレジットカードが通らず、USDTでの入金経路を確保しておきたい
- まとまった額を入金する予定があり、30%(最大300万円)のボーナスで証拠金を厚くしたい
- 手数料を「◯ドル」ではなく「◯pips」で提示してくれる口座(Elite)を使いたい
向いていない
- 口座開設ボーナス目当て ― 2026年5月4日に終了しています。入金不要で試したいなら出金条件まで比較した記事で他社を確認してください
- ライセンスの直接保有を重視する ― 日本向け運営会社はライセンスを保有していません
- ドル円のコストを最優先する ― 当サイトの実測では、手数料ゼロで実効0.65〜0.70pipsの口座が他社にあります
- レバレッジ1,000倍を大きな資金で使いたい ― 残高$1,500を超えると500倍、$10,001以上で200倍に下がります
よくある質問
Q. 口座開設ボーナスは本当にもらえないのですか?
2026年5月4日以降に開設した口座については、新規の提供が終了しています。公式サイトの表示が残っているのは、業者側が「修正中」と告知しているとおり、更新の遅れによるものです。すでに受け取っている方のクレジットの扱いについては、会員ポータルまたはサポートに直接確認してください。
Q. 出金拒否の噂は本当ですか?
私が確認した範囲では、出金拒否を裏付ける一次情報は見つかりませんでした。ただし、これは「問題がない」ことの証明にはなりません。海外FXでは、ボーナスの出金条件を満たしていない、本人確認が完了していない、入金方法と出金方法が対応していない、といった規約上の理由で出金が止まるケースのほうが圧倒的に多く、それが「拒否された」として語られがちです。まず自分の口座の状態と条件を確認するのが先です。
Q. ゼロカットはありますか?
あります。ただしゼロカットの損失上限が「口座ごと」か「名義ごと」かは業者によって、そして同じ業者でも口座タイプによって違います。複数口座を持つ場合は、この点をサポートに確認しておくことをおすすめします。
Q. スキャルピングやEAは使えますか?
NDD方式でリクオートなしと案内されており、短期売買を禁止する記載は確認できませんでした。ただし実際に高頻度で回す前には、ご自身でサポートに確認してください。
まとめ
- 口座開設ボーナス(5,000円)は2026年5月4日で新規提供終了。公式サイトの表示はまだ更新されていない。
- 残る強みはUSDTでの入金対応と30%入金ボーナス(最大300万円)の2つ。
- Elite口座の手数料はpips建て(往復0.4pips)で、ドル建て手数料のような為替による目減りがない。
- レバレッジは残高で段階的に下がる。1,000倍が使えるのは残高$1,500まで。
- 日本向けの運営会社はライセンスを保有せず、保有しているのはグループ会社。資金を大きく置くなら知っておくべき構造。
入金経路の予備として持っておく口座、という位置づけがいちばん実態に合っていると思います。メインに据える理由は、ボーナスが終わったいま、以前より弱くなりました。
出金条件のいちばん素直な一社から
Milton Marketsの口座開設ボーナスが終わったいま、「入金せずに試す」という目的なら他社を見たほうが早いです。当サイトが9社の出金条件を実際に確かめた限り、利益の出金にロット数・回数・保有時間の条件がなく、出金上限も設けていないのはBigBossでした(120日間取引がないと失効する点だけ注意)。