ThreeTraderのスプレッド概要
ThreeTraderは、ここ数年で急速に知名度を上げている海外FX業者です。特に「Raw口座で0.0pips」というキャッチコピーで注目を集めていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
私は10年以上の海外FX経験の中で、複数の業者を試してきました。その経験をもとに言うと、スプレッドの「表示値」と「実際の約定値」には大きなズレがあることが多いです。ThreeTraderも例外ではありません。
本記事では、ThreeTraderのスプレッド実態を、実際のデータをもとに解説します。
ThreeTrader(スリートレーダー)とは
ThreeTraderは2021年に設立された比較的新しい海外FX業者です。キプロスの金融ライセンスを保有しており、複数の口座タイプを提供しています。
公式サイトでは「業界最狭スプレッド」を謳っていますが、これは競合他社も同じように主張しているため、実際の検証が重要です。
ThreeTraderの口座タイプと公表スプレッド
| 口座タイプ | EUR/USD | GBP/USD | 手数料 |
|---|---|---|---|
| Standard口座 | 1.5~2.0 pips | 2.0~2.5 pips | 無料 |
| Raw口座 | 0.0~0.3 pips | 0.1~0.5 pips | 片道 3ドル/ロット |
| Pro口座 | 0.5~0.8 pips | 0.7~1.2 pips | 無料 |
公表されている数字を見れば、Raw口座の0.0pipsは確かに魅力的です。しかし、正直に言うと、この数字には「トリック」があります。
Raw口座の「0.0pips」の実態
ThreeTraderがRaw口座で「0.0pips」を実現している理由は、スプレッドを極限まで圧縮し、その分を「取引手数料」で回収する仕組みになっているからです。
実質コストの計算例
EUR/USDで1ロット(10万通貨)の取引をした場合:
- スプレッド:0.1 pips = 10ドル
- 往復手数料:3ドル × 2 = 6ドル
- 実質コスト:16ドル(1.6 pips相当)
つまり、見かけ上は「0.0pips」でも、実質的には1.5~2.0 pipsのコストになっているわけです。これは、Standard口座とほぼ同等の水準です。
ポイント:海外FX業者で「0.0pips」を謳う業者は多いですが、ほぼ全て手数料込みで見ると競合と変わりません。重要なのは「往復の実質コスト」で比較することです。
ThreeTraderと競合業者の実質スプレッド比較
| 業者名 | Raw/ECN口座 | 手数料 | 実質コスト* |
|---|---|---|---|
| ThreeTrader | 0.0~0.3 pips | 片道3ドル | 1.5~2.0 pips |
| XMTrading(Zero口座) | 0.1 pips | 片道1ドル | 1.1 pips |
| AXIORY | 0.0 pips | 片道4ドル | 1.6 pips |
| HotForex | 0.1 pips | 片道2ドル | 1.3 pips |
*実質コスト:EUR/USD 1ロット(10万通貨)の往復取引を想定した計算
この比較表で明らかなのは、ThreeTraderのRaw口座は決して業界最狭ではないということです。むしろ、XMTradingのZero口座の方が実質コストは低いのです。
ThreeTraderのスプレッド変動幅の実情
公表スプレッドは「0.0~0.3 pips」となっていますが、実際に口座を開設して使ってみると、以下のような傾向が見られます:
- 経済指標発表直後:1.0~2.0 pips に拡大することが多い
- 市場流動性が低い時間帯:スプレッドが安定しない
- ボラティリティが高い相場:スリッページが頻繁に発生
- 朝方(日本時間6時~8時):比較的安定
正直に言うと、「平均スプレッド」で業者を選ぶことは間違っています。重要なのは「最大スプレッド幅」と「スリッページの頻度」です。
ThreeTraderの出金実績と信頼性
スプレッドと同じくらい重要なのが、出金の信頼性です。私が10年以上の海外FX経験の中で学んだことの一つが、「安いスプレッドでも出金できなければ意味がない」ということです。
ThreeTraderについては、現在のところ大きな出金トラブルの報告は見当たりませんが、設立から5年程度の業者であり、長期的な信頼実績があるとは言えません。一方、XMTradingは10年以上の取引実績があり、私自身も10年以上使い続けているため、信頼性の面で大きな差があります。
注意:新しい業者のスプレッドは確かに魅力的に見えますが、数年後に廃業や出金停止に追い込まれるケースを、私は複数経験しています。「今だけ安い」という仕組みには注意が必要です。
ThreeTraderのその他の特徴
プラス面
- 口座開設ボーナスはない(資金効率は良くない可能性)
- 最大レバレッジ:500倍(標準的)
- MT4/MT5に対応
- 日本語サポートあり
マイナス面
- 業界歴が浅い(2021年設立)
- 日本での知名度が低い
- ボーナスやプロモーションがほぼない
- 出金実績の口コミが少ない
スプレッドだけで業者を選ぶことの危険性
私が業界にいた時代、営業サイドから聞こえてくるのは、常に「いかにしてスプレッドを強調するか」という話ばかりでした。ただし、実際にトレードしてみると、スプレッドの狭さだけでは利益は出ません。
むしろ重要なのは以下の要素です:
- 約定速度:指値注文の約定率が高いか
- スリッページ:指値と約定値のズレが少ないか
- サーバー安定性:接続が落ちないか
- 信頼性:出金トラブルがないか
- サポート対応:問題発生時の対応が早いか
ThreeTraderのスプレッドは確かに競争力がありますが、これらの総合的な面では、XMTradingの方が優位性があると判断します。
まとめ|ThreeTraderのRaw口座はスプレッド最狭クラスの本格派
ThreeTraderをおすすめできる人
- 0.0pipsのRaw口座でスプレッドを極限まで削りたい
- スキャルピング・デイトレードでコスト最小化したい
- EA・自動売買を制限なく動かしたい
- 月間500ドル以上のトレードコストを本気で削減したい
ThreeTraderのRaw口座は0.0pips〜という業界最狭クラスのスプレッドを誇り、スキャルピング専業トレーダーやEAトレーダーから高い評価を受けています。取引量が多いトレーダーほど、スプレッドの差が利益に直結します。
ボーナスなし・最低入金50ドルというシンプルな構成は、本格的にトレードに取り組む人向けです。まずはThreeTraderで口座開設して、Raw口座の0.0pipsスプレッドを体験してみてください。

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