LandPrimeでショートポジションを持つ際の注意点

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LandPrimeでショートポジションを持つ際の注意点

LandPrimeは最大500倍のレバレッジと低スプレッドで知られる海外FX業者です。しかし、売り(ショート)ポジションを持つ際には、業者の執行メカニズムや通貨ペアごとの特性を理解していないと、予期しない損失につながるケースが多く見られます。

私は元FX業者のシステム担当として、数百社の注文流を見てきました。その経験から言うと、LandPrimeでショートを扱うトレーダーが陥る落とし穴は実に一貫しています。今回は、それらを詳しく解説します。

原因分析:LandPrimeでショート持ち越しが難しい理由

1. スワップポイントの逆風

LandPrimeでショートポジションを保有すると、毎日マイナスのスワップが発生します。これは業者側が通貨ペアの金利差を顧客に転嫁する仕組みです。

特に以下の通貨ペアは要注意です:

  • EURUSD:EU金利が米国より低いため、ショート側(売り側)が負担
  • USDJPY:日本金利がゼロに近く、ドル買い(ロング)有利。ショートは割高
  • AUDUSD:豪ドルの高金利がショート側の負担になる

システム担当の視点から見ると、LandPrimeのスワップ計算は毎営業日 16:00(GMT+2)のタイミングで確定されます。このタイミングはニューヨーク時間では前日の 09:00 相当であり、世界的な資金フローが最も激しい時間帯です。結果として、スワップレートが急変することもあります。

2. 夜間流動性の低下

LandPrimeは24時間取引できると宣伝していますが、実際にはアジア市場(22:00~08:00 GMT)での流動性は限定的です。特に日本の夜間(23:00~06:00 JST)は、インターバンク市場の取引が少なく、スプレッドが通常の 2~3倍に拡大することがあります。

ショートポジションを持ったまま就寝し、翌朝に急騰局面に巻き込まれるケースが頻発しているのも、この流動性低下が原因です。

3. ロスカット基準の厳密さ

LandPrimeはロスカットルールが「有効証拠金維持率 20% 以下」と設定されています。他社(XMTrading など)では 20~25% ですが、LandPrimeは下限ギリギリです。

ショートを大量に保有している場合、市場が予想外に反転して対象通貨が買われると、一気にロスカットに到達します。特にファンダメンタル発表(FOMC、ECB決定会合など)の直後は、スプレッド拡大とロスカット続出が同時に起きるため、極めて危険です。

対処法:ショート運用を安定させるステップ

1. スワップを事前計算する

LandPrimeの公式サイトで、持ち越し予定のポジションのスワップポイント(Swap ロング・Swap ショート)を確認してください。

例えば EURUSD をショート 1 ロット(10 万通貨)で 5 日間保有する場合:

  • スワップショート:-5 USD / 日 と仮定
  • 5 日間の総コスト:-25 USD(約 3,600 円)

この損失が想定利益に見合うか、必ず計算してから持ち越してください。スキャルピング目的なら、むしろショートは短期決済一択です。

2. ポジションサイズを限定する

証拠金維持率を常に 100% 以上(理想は 200% 以上)に保つよう、ロットサイズを控えめにしてください。LandPrimeの最大レバレッジは確かに 500 倍ですが、その倍率を使うべきではありません。

実務的には以下の目安が有効です:

  • 短期トレード(数時間~1 日):証拠金維持率 150% 以上
  • 中期保有(数日~1 週間):証拠金維持率 200% 以上
  • スワップ目当て(数週間以上):そもそもショート非推奨(ロング商品を選択)

3. 市場時間帯を選ぶ

ショート売却するなら、以下の時間帯で仕掛けることを強く推奨します:

  • ロンドン時間 08:00~12:00(GMT):最も流動性が高い。スプレッド最小
  • ニューヨーク時間 13:00~17:00(GMT):米国指標発表直後で値動き確定

逆に避けるべき時間帯:

  • アジア夜間(20:00~22:00 GMT):スプレッド 3 倍以上
  • 各種経済指標発表 1 時間前後:スプレッド拡大かつボラティリティ不安定

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LandPrimeのショート運用における注意点

通知:スワップ計算のズレ

LandPrimeは毎営業日 16:00 GMT にスワップを計算しますが、土曜朝にポジションを持っていると、日曜~月曜分(2 日分)のスワップが一括課金されます。そのため、金曜夜は特に注意が必要です。

注意点 1:自動決済・強制決済の仕組みを理解する

LandPrimeは、有効証拠金が 20% を割ると自動ロスカットが発動します。この際、「最も損失が大きいポジション」から自動決済される設定になっています。ショート複数持ちの場合、最悪のタイミングで最大損失ポジションが強制決済されるため、部分的な利益確定機会を失う可能性があります。

注意点 2:決済スリップの頻度

ショートで利益確定する際、特に市場が急速に値上がりしているケースでは、実際の約定価格が指定価格より悪くなることが頻繁に起きます。LandPrimeの約定速度は業界平均並みですが、夜間帯はスリップが顕著です。重要なポジションは、流動性の高い時間帯に決済してください。

注意点 3:両建て戦略の落とし穴

「ロングで保有しつつ、ショートで保険をかける」という両建てを考えるトレーダーがいます。しかし LandPrimeでは両建てポジション双方にスワップが発生します。つまり、ロング側では正のスワップ、ショート側では負のスワップが毎日課金され、結果として保有コストだけが増大します。両建ては実質的にスワップを 2 倍払うようなものなので、避けたほうが無難です。

まとめ

LandPrimeでショートポジションを持つ際の最大の課題は、スワップコスト、流動性低下、ロスカット基準の 3 点に集約されます。

短期トレード(数時間~1 日)であれば、LandPrimeの低スプレッドと高レバレッジは十分に活用できます。しかし、数日以上の中・長期ショート持ち越しを視野に入れるなら、スワップの計算と証拠金維持率の管理が不可欠です。

私の経験上、LandPrimeでショートを成功させるトレーダーの共通点は、「小ロットを心がけ、スワップコストを事前計算し、流動性の高い時間帯で仕掛ける」という、いたって単純な原則を守っていることです。派手なレバレッジを使わず、堅実な運用を心がけてください。

※本記事の情報は2026年04月時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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