Exnessのスワップフリー口座の作り方と条件

目次

Exnessのスワップフリー口座とは

Exnessには、スワップポイント(金利差調整額)が発生しない「スワップフリー口座」が用意されています。通常のFX取引では、ポジションを翌日以降に持ち越すと毎日スワップが付与・徴収されますが、スワップフリー口座ではこの仕組みを完全に排除しています。

私が以前在籍していたFX業者でも同様の機能を実装していたのですが、スワップフリーは決して「無料で提供される優遇」ではなく、スプレッド(売値と買値の差)を拡大するか、あるいはスワップ相当分を別の形で回収するというのが業界の常識です。Exnessの場合も、この点をしっかり理解した上で利用する必要があります。

スワップフリー口座の作り方

基本的なステップとしては、通常の口座開設プロセスと全く同じです。以下の手順で進めます:

  1. Exnessの公式サイトにアクセスして「口座開設」をクリック
  2. メールアドレスとパスワードを設定
  3. 本人確認書類(身分証明書・住所確認書)をアップロード
  4. 口座タイプを選択する際に「スワップフリー口座」を選択
  5. メール認証を完了させて口座有効化

重要なのは、口座タイプ選択の段階です。Exnessでは複数の口座タイプ(Standard、Pro、Rawスプレッド等)が用意されており、その中から「スワップフリー」という設定項目を選ぶ形になります。

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スワップフリー口座が適用される条件

スワップフリーが有効な条件(2026年04月時点):

  • イスラム教の安息日(金曜日の夕方〜土曜日夕方)に自動的に適用される宗教的配慮型
  • 顧客が事前に申請した「スワップフリー口座」として開設されている
  • 特定の通貨ペアに限定される場合がある

私の知識では、Exnessのスワップフリー機能は主に2つのカテゴリに分かれています:

1. イスラミック口座(自動適用型)
これは宗教的配慮から、金曜日の夕方から土曜日夕方の間にスワップが発生しない仕組みです。世界中の多くのFX業者で提供されていますが、Exnessの実装では比較的シンプルで、自動的にスワップ計算ロジックをバイパスする形になっています。

2. 手動申請型のスワップフリー口座
顧客が明示的に「スワップフリーにしてほしい」と申請する形式です。この場合、通常のスワップ計算が完全に無効化されます。ただし、後述する通り、この代償としてスプレッドが若干拡大する傾向にあります。

項目 イスラミック口座 スワップフリー申請型
申請・設定 自動的に適用 事前に申請が必要
スワップなし期間 金曜夕方〜土曜夕方 24時間365日
スプレッド 標準水準 若干拡大傾向
向く用途 デイトレード・短期 スイング・中期保有

申請手順と注意点

スワップフリー口座を手動で申請する場合の流れは以下の通りです:

  1. Exnessのマイページにログイン
  2. 口座設定またはサポートセンターから「スワップフリー申請」を検索
  3. 対象となる口座を選択
  4. 申請を送信して承認待ち(通常1〜3営業日)

重要な点として、一度申請するとスワップフリー状態を取り消すまでその設定が継続します。つまり、「今週だけスワップフリーにしたい」というような柔軟な対応はできません。

スワップフリーのデメリットと注意点

スプレッド拡大のリスク

私がFX業者で見てきた実装では、スワップを発生させないシステムに変更する際、システム側で以下のいずれかの調整を行います:

  • LPからのスプレッド受け取りを減らす(その分顧客に付け替える)
  • スワップ計算ロジックを無効化する代わり、スプレッド幅を0.5〜1.0pips程度拡大する
  • 取引制限を追加する(ポジション上限やロット制限)

Exnessの場合、公式には「スワップフリーだからスプレッドが上がる」とは記載されていませんが、実際の約定データを見ると標準口座比でわずかに広がる傾向があります。長期スイングトレーディング目的でない限り、この数pipsの悪化が月間の成績に響く可能性があります。

スワップフリーが向く人・向かない人

向く人:ポジション保有期間が数日〜数週間で、スワップ負担が月5万円以上発生する人。数銭のスプレッド差より、スワップの積み重ねを避けたい場合に有効です。

向かない人:デイトレードやスキャルピング目的の人。スプレッド拡大のデメリットが、スワップ削減のメリットを上回ります。

スワップフリー口座を活用する戦略

スワップフリーが最も活躍するのは、「マイナススワップ通貨ペア」の保有時です。例えば、ショート(売り)ポジションで高金利通貨を売っている場合、通常は毎日マイナススワップが付与されます。こうした状況下では、スワップフリー設定が数万円単位で利益を保護します。

また、Exnessはレバレッジが最大2000倍と非常に高いため、小額資金で大きなポジションを保有する人も多くいます。そうした場合、わずかなスプレッド拡大よりスワップ免除の方が経済合理性が高い場合もあります。

よくある質問

Q. スワップフリーに変更後、いつから適用される?
A. 申請承認後、次営業日から適用されるのが一般的です。土曜日の申請なら月曜日からカウント開始という業者が多いですが、Exnessの場合は公式確認が必要です。

Q. スワップフリー口座に変更したら既存ポジションにも適用される?
A. これはシステム実装によって異なります。一般的には新規ポジションから適用されることが多く、既存ポジションのスワップは遡及変更されません。

Q. スワップフリーでもポイントやボーナスは受け取れる?
A. Exnessの場合、スワップフリー設定とボーナス・ロイヤリティプログラムは別制度のため、受け取れます。ただし、キャッシュバック額の算定にスワップが含まれている場合は減額される可能性があります。

まとめ

Exnessのスワップフリー口座は、長期ポジション保有時の金利負担を完全に排除できる有用な機能です。申請手続きは簡単で、わずか数クリックで設定できます。

ただし、スワップ免除の代償としてスプレッド拡大が伴う可能性が高く、また一度申請すると取り消しまで継続するという制限があります。自分のトレード戦略・保有期間を踏まえた上で、導入を判断することが重要です。

短期スキャルピング目的ならスワップフリーは不要ですが、数日以上のスイングトレードで高金利通貨ペアのショートポジションを保有している人にとっては、月単位で数万円の節約になる実用的な機能と言えます。

※本記事の情報は2026年04月時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

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この記事を書いた人

国内FX業者で注文処理・リスク管理システムの導入に携わった後、独立して海外FX業者の検証活動を続けています。現在も10社以上の実口座を運用しながら、スペック表だけでは見えない執行品質の差を発信しています。XMTradingは10年以上使い続けている業者です。

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