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概要
ThreeTraderは2023年に設立された比較的新しい海外FXブローカーですが、スプレッド水準の低さから注目を集めています。ただし、実際のトレード時には「スプレッド」と「取引手数料」の両方が発生するため、総合的なコストを計算できていないトレーダーが多いです。
私が以前FX業者のシステム部門にいた時代、お客様から「スプレッドが狭い」という問い合わせが少なくありませんでしたが、実費計算を示すと「思っていたより高かった」という反応をいただくことがしばしばありました。ThreeTraderでも同じことが起こりやすいため、ここでは具体的な計算式と実例を通じて、実際のコスト構造を解説します。
ThreeTraderのコストは「スプレッド+取引手数料」で構成されます。片道手数料2.0pips程度のアカウントを選ぶと、実費はスプレッドだけより3~5倍高くなる可能性があります。
スプレッド・手数料の詳細計算
ThreeTraderの手数料体系
ThreeTraderは3つのアカウントタイプを提供しており、それぞれスプレッドと手数料の組み合わせが異なります:
- Pureアカウント:スプレッド狭い(0.0pips~)、片道手数料なし(または1.0pips程度)
- Raweアカウント:スプレッド0.1pips~程度、片道手数料2.0pips程度
- Classicアカウント:スプレッド2pips~、手数料なし
重要なのは「スプレッドだけで判断してはいけない」という点です。内部構造の観点から説明すると、Raweアカウントのような「手数料型」は、リクイディティプロバイダーとの直結を示唆しており、中間マークアップを極力減らす設計になっています。一方、Classicアカウントは従来型で、スプレッドに業者利益が内包されています。
1ロット(10万通貨)の実費計算例
EURUSD(ユーロ米ドル)で1ロットの売買を想定します:
| アカウント | スプレッド | 片道手数料 | 往復コスト(pips) | USD換算 |
|---|---|---|---|---|
| Pureアカウント | 0.2pips | なし | 0.2pips | $2 |
| Raweアカウント | 0.1pips | 2.0pips | 4.1pips | $41 |
| Classicアカウント | 2.0pips | なし | 4.0pips | $40 |
計算ロジック詳解
往復コストの算出は、以下の式で計算されます:
往復コスト(pips) = スプレッド × 2 + (手数料 × 2)
例えばRaweアカウントの場合:
- スプレッド:0.1pips(ここに往復分は含まれていない)
- 片道手数料:2.0pips
- 計算:(0.1 × 2) + (2.0 × 2) = 0.2 + 4.0 = 4.2pips
USD換算するには、以下の計算を行います:
- 1pip = 0.0001(標準通貨ペア)
- 1ロット = 100,000通貨
- 損益(USD) = pips × 0.0001 × 100,000 = pips × 10
- 例:4.1pips × $10 = $41
スキャルピング・デイトレとの相性
Raweアカウントは一見「スプレッド0.1pips」で魅力的に見えますが、往復コストが4.1pipsになるため、スキャルピングのような小さい利幅を狙うトレード手法には向きません。一日に20回のトレードをして1pips平均の利益を狙おうとしても、往復4.1pipsのコストでは赤字です。
スキャルピング・短期売買を主とするなら、Pureアカウント(往復0.2pips)の選択が現実的です。一方、スイングトレード(数日~数週間保有)なら、手数料を支払ってでもスプレッドが狭いRaweアカウントが有利になる局面もあります。
注意点
スプレッド幅は「最小値」である
公式サイトに掲載されているスプレッドは「最小値」です。マーケットの流動性が低い時間帯(早朝、経済指標発表前後)は、スプレッドが大きく広がります。特にRaweアカウントでも、ボラティリティが高い局面では0.5pips~1.0pips程度に拡大することはざらです。実費計算をする場合は「最小スプレッド × 市場条件による拡大率」を考慮する必要があります。
往復手数料の計算間違い
初心者が陥りやすいのは「手数料は片道だけ」と誤解することです。買いで入場するときに手数料が発生し、売却して決済するときにも再び手数料が発生します。つまり往復で手数料は倍になります。公表値が「片道2.0pips」なら、往復では4.0pips追加されることを忘れずに。
スワップポイントは実費計算に含まれない
ここで計算したコストは「スプレッド+手数料」だけです。ポジションを翌日以降に持ち越す場合は、さらにスワップポイント(プラスまたはマイナス)が発生します。例えばUSDJPY(米ドル円)をロング保有する場合、金利差によって毎日スワップが付与されますが、これは実費計算に含めていません。
ThreeTraderの約定方式は「NDD(ノー・ディーリング・デスク)」です。これは仲値買値の操作が法的に禁止されている方式で、スプレッドが広がるのは市場流動性の都合です。つまり「狭いスプレッド=信頼性」と判断できます。ただし、流動性が低い通貨ペアではスプレッドが広がりやすいので、主要通貨ペアのトレードに絞ることをお勧めします。
まとめ
ThreeTraderの実費コストは、選択するアカウントタイプと市場環境によって大きく変わります。Pureアカウントはスプレッド最狭で短期売買向け、Raweアカウントは手数料を代償にさらに狭い執行を実現する中・長期向けという棲み分けが明確です。
実費計算をする際は、公表スプレッドだけを見るのではなく「スプレッド+手数料」の往復コストを把握することが重要です。月間トレード回数が多いなら数十ドルの差が年間では数千ドルになる可能性もあります。自分のトレード手法に合わせてアカウント選択をしてください。
※本記事の情報は2026年04月時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。